ワインの本はたくさん出版されていますよね。ワインについての勉強の本もありますが、ここで紹介するのは、ワインを楽しむオシャレな本です。
『ワインは楽しい!』絵で読むワイン教本 オフェリー・ネマン著 ヤニス・ヴァルツィコス絵
この本は副題に教本と書かれていますが、イラストが多用されていて、見ているだけで楽しいい本です。でも、一番の特徴は中の章立てです。6章に分かれているのですが、ジュリエットの章、パコムの章、エクトールの章、、、のように人物名になっていて、それぞれの人物がこれからすることを通してワインのことがわかるように書かれています。例えば、ジュリエットの章では、ホームパーティでワインを楽しむと章の目的が書かれていて、ワインに関することでパーティーで楽しむために準備からパーティの終わりまで、どのようにすればいいかについてユーモアあふれるアドバイスが書かれています。本の帯に「フランスで1番売れているワインの教科書」と書かれていますが、それも納得と思います。
『アペロでパリをつまみ食い』 上野万梨子著
夕食の前に軽いおつまみと飲み物を楽しむのがアペリティフですが、そのアペリティフとディナーが一体になった新しい食のスタイルが、つまむ感覚で食事を楽しむアペロ。著者の上野万梨子さんはフランス料理家で、現在フランス在住。その上野さんが最近楽しんでいるアペロを写真で紹介している本です。チーズやハム、珍しい野菜や果物、パン、缶詰やお惣菜などを組み合わせてワインとともに楽しむ様子を見ると、フランスに行きたくなってきます。買ってきた食材を盛り合わせただけでも、とってもオシャレに見えるのはさすがです。中には簡単なおつまみの作り方も載っています。また、スーパーよりも専門店が多いのもフランスならでは。それがみんなオシャレなのはなんででしょうね。お肉屋さんや魚屋さんも商品の見せ方が上手い。見て楽しめる本ですが、これを見ているとフランスに行きたくなりますよ、きっと!
『日本ワインと手仕事の旅』 後藤由紀子、大野明日香著
暮らしまわりの雑貨と書籍を扱うセレクトショップを営業している後藤由紀子と、ワインスタイリストとしてパーティやイベントでワインをセレクトしたり独自のイベントをプロデュースしている大野明日香の二人が岡山・新潟・山梨・北海道のワイナリーとその周りにある雑貨店やレストランを巡る旅の様子が書かれています。どのワイナリーも丁寧にここだわって作っています。その土地でしか出会えないものがたくさんありますよね。この中で以前に行ったシャトー酒折が紹介されていました。各地に新しいワイナリーも増えているし、この本を持ってワイナリーを巡るのもいいかもしれません。