X-JapanのYOSHIKIが造ったワイン「Y by YOSHIKI」が毎年発売されています。YOSHIKIといえば、ワインにも造詣が深く、格付けチェックでもその才能を発揮していますよね。どんなワインなのでしょうか。
X-JapanのYOSHIKIがワイン「Y by YOSHIUKI」を造る理由
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— Yoshiki (@YoshikiOfficial) August 18, 2019
実はこのワイン2009年に初リリースされてから、2019年で4回目のリリースになるようです。カリフォルニアに拠点を置いて音楽活動をしてきた彼ですが、カリフォルニアにはナパ・ヴァレーというワインの銘醸地があり、ワインにも親しんでいたようです。特にYOSHIKIが好きでよく飲みまた集めていたのが、カリフォルニアのワイン業界で知らない人はいないモンダヴィ・ファミリーの造るワインでした。
2009年2月に共通の知人を介してマイケル・モンダヴィとロブの親子に出会い、食事を共にしました。そこで意気投合したロブ・モンダヴィとYOSHIKIは”オーパス・ワン”のようなどこにもないような最高のワインを造ることにしたんです。
そのためにYOSHIKIも何度もナパのモンダヴィのワイナリーを訪ね、納得できる味になるまで何度も意見交換をしながら、ブレンディングを重ねたそうです。そうして造られたのが「Y by YOSHIKI」なんです。
ワイン「Y by YOSHIKI」をYOSHIKIと共に造ったロブ・モンダヴィJr.とは?
ロブ・モンダヴィJr.は、有名なカリフォルニアのモンダヴィファミリーの4代目なんです。祖父は、カリフォルニアのワイン産業に多大な貢献をし”ナパの帝王”と称されるロバート・モンダヴィ・ワイナリーを設立したロバート・モンダヴィその人です。ワイン好きな人なら一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ロブは現在、父と共に設立した「マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステート」や自身で設立した「スペルバウンド」の醸造を担当しています。
2019年リリースされたX-JapanのYOSHIKIが造ったワイン「Y by YOSHIKI」の評価とそのお値段
今年リリースされたワインは2種類。「Y by YOSHIKI 2017 Cabernet Sauvignon」と「Y by YOSHIKI 2017 Chardonnay」です。
①Y by YOSHIKI 2017 Cabernet Sauvignon
醸造
手摘みで収穫されたブドウは徐梗・破砕され、温度コントロールされたステンレスタンクで発酵されます。発酵終了後、醸しを行うことでフレーバーとタンニンが溶け合い、滑らかで魅力的なカベルネ・ソーヴィニョンの舌触りが生まれます。その後マロラクティック発酵が行われワインは12ヶ月間オーク樽(45%フレンチオーク新樽)で熟成されます。
ワイン
ココアや凝縮感のあるレッドチェリーやブルーベリー、スパイスのアロマに、香ばしいバニラのニュアンスも感じられます。樽熟成から来る滑らかな舌触りを持つフルボディのワインです。
(Y by YOSHIKI HPより)
これを読む限り、樽香はあまり強くなく、果実味の豊富な飲みやすいワインかなと想像しますが、どうでしょうか?今までリリースされたワインもすぐ完売してしまったようなので、飲んでみたい方は早めに注文するのがいいのではないでしょうか。
ちなみにお値段は¥5,500(希望小売価格)とのことです。これは広くみなさんに手に取ってもらいたいとの思いから、手頃な値段になっているようです。手頃と言っても一般庶民の感覚からいくと少し高く感じますけれど。でも、飲んでみないとわかりませんよね。もしかしたら、その値段ではすごーくお得に感じるかもしれません。
②Y by YOSHIKI 2017 Chardonnay
醸造
収穫は夜間の涼しい時期に行い、ワイナリーに運ばれたシャルドネは丁寧に優しく全房プレス機にかけられます。その後フリーランジュースはフレンチオークの小樽に入れられ、100%樽発酵が行われます。樽の中ではマロラクティック発酵も行われ、デリケートでフローラルなアロマと、フレッシュでクリーンな表現を持つシャルドネが生まれます。その後、ワインは9ヶ月間フレンチオーク樽の中で時折攪拌されながらシュールリー熟成され、さらに舌触りに複雑味を与えます。
ワイン
青リンゴやパイナップルのアロマに、香ばしいブラウンシュガーの香りが感じられます。この2017ヴィンテージはしっかりとした酸味と果実のバランスが絶妙で、樽から来るニュアンスとふくよかさを持ったワインです。
(y by YOSHIKI HPより)
これを読むとかなりしっかりした厚みのある白ワインと感じられます。香りは甘めなのでしょうか。シュールリー製法で作られているので、果実味も味の複雑さも感じられそうですね。個人的にはこちらを飲んでみたいですね。
お値段は¥5,300(希望小売価格)ということです。白ワインは赤ワインに比べると値段が安いものが多い中このお値段ということは、自信作なのでしょうね。こちらも試してみたい方はお早めに!
追加情報
・この間軽井沢のハルニレテラス内のワインショップ「セルクル軽井沢(CERCLE wine & deli KARUIZAWA)」に「Y by YOSHIKI」の赤・白が置いてありましたよ!(2020年3月)
・「Y by Yoshiki Cabernet Sauvignon California 2017」がホテル、レストランだけでなく、コストコやドン・キホーテ、ローソン(一部店舗)などでも販売されているようです。
身近なところで買えるようになって嬉しいですよね。(2020年7月)
2020年12月発売のワインはこの5種類
1.Y by YOSHIKI Russian River Valley Pinot Noir 2017(ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール) ¥18,000(税別)
2.Y by YOSHIKI Russian River Valley Chardonnay 2018 (ロシアン・リヴァー・ヴァレー シャルドネ 2018)¥18,000(税別)
3.Y by YOSHIKI California Cabernet Sauvignon 2018(カリフォルニア カベルネ・ソーヴィニョン 2018)¥5,500(税別)
4.Y by YOSHIKI California Chardonnay 2019(カリフォルニア シャルドネ 2019)¥5,300(税別)
5.Y by YOSHIKI Oakville Cabernet Sauvignon 2017(オークヴィル カベルネ・ソーヴィニョン 2017)¥38,000(税別)
今回の注目は何と言っても、ロシアン・リヴァー・ヴァレーで栽培されたピノ・ノワールで造られた赤ワインとシャルドネで造られた白ワインですね。ロシアン・リヴァー・ヴァレーはカリフォルニア銘醸地ソノマ・カウンティにあり、冷涼な栽培地です。ここで育つピノ・ノワールは酸が強くタンニンがなめらかなため、フランスのブルゴーニュのような繊細なワインができると言われています。YOSHIKIにとっての初挑戦となるぴの・ノワール。雑誌「Winart」でも特集されたほど注目されているワインです。