サクラアワード2020の結果が発表されました。今回は新型コロナウィルスの影響もあって、予定が少し変更になったようですが、過去最高のエントリー数となったようです。結果が気になりますね。
第7回サクラアワード(”SAKURA” Japan Women’s Wine Awards)2020の結果が発表されました!
2020年1月28・29日にホテル雅叙園東京にて第7回サクラアワードの審査会が行われ、その結果が 2020年2月14日に発表されました。今回は29ヶ国4,333アイテムが出品され、そのうちの256アイテムがダブルゴールドに、957アイテムがゴールドに、836アイテムがシルバーに選ばれました。
また、3月10日にはダイヤモンドトロフィーとも発表されました。
サクラアワード(“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards)とは?
日本ではワインを選ぶのは主に女性であることから、女性のワイン専門家が選んだワインは消費者の満足に繋がると感じて、ワインエデュケーターとして活躍する田辺由美さんが代表理事を務める一般社団法人ワインアンドスピリッツ文化協会が主催する女性が選ぶ国際的なワインコンペティションです。
・日本の食事に合ったワインを選ぶ
・日本のワインの消費量を伸ばす
・女性の活躍の場を広げる
を、目標として創設されました。
審査は日本の女性のワイン専門家(ソムリエ、インポーター、など)によるブラインドテイスティングで行われます。フェミナリーズの日本版・アジア版といった感じでしょうか。
サクラアワードの審査はどのように行われる?
まず、エントリーされた6つのカテゴリー(スティルワインの赤・白・ロゼ・スパークリングワイン・フォーティファイドワイン・甘口ワイン)毎で、ワインの主な品種毎に分けられます。それを第1品種の含有量の多い順に並び替えます。その次に樽熟成したものとしなかったものに分けます。それから、残糖分の量によって並び替えます。
また、スパークリングワインは品種の他に炭酸ガス圧、残糖、製造方法別に分けられます。甘口ワインとフォーティファイドワインは残糖度、製造方法で分けられます。
最終的には100カテゴリーぐらいに細かく分けられるのです!
そんなに細かくカテゴリーが分けられているなんて、知りませんでした。本当にびっくりです。でもこれだけきっちり分けられているのだから、審査もしっかり行われていると分かりますね。
審査自体は、100点満点で評価されます。審査員にはブドウ品種名とヴィンテージ、価格帯のみ知らされます。審査は5人1組で行われ、品種別に1回に10〜14アイテムを審査します。審査が終わると審査用紙が集計され、カテゴリーには関係なく、得点で選ばれます。
・ダブルゴールド・・・審査員の平均点が93〜100点のワインに与えられる。
・ゴールド・・・審査員の平均点が88〜92点のワインに与えれらる。
・シルバー・・・審査員の兵権点が83〜87点のワインに与えられる。
それ以外にも、「当別賞」や「和食・アジア料理い合うワイン賞」などの賞もあります。
エントリーされるワインも多いのですが、各賞も細かく分かれて選ばれています。審査員が1日に審査するワインは一人30〜40アイテムというのですから、大変です。
サクラアワードの審査員は?どうしたら審査員になれる?
かなり大変だと思われる審査員ですが、どうしたらなれるのでしょうか。資格条件は2つ!
2. ソムリエ、ワイン醸造家、ワイン講師、ワインジャーナリスト、ワインインポーター、ワインショップ等のワイン及び酒類に関する仕事の従事者
なおかつ、ワインに関する資格を有すること。
この条件に当てはまる人なら、大勢いますよね。登録申請された方の中から、資格・経験等を見て選考に通れば、審査員となることができます。これはあくまで、ボランティアです。しかし、これも良い経験になって、それが仕事にも生きて来ると思います。
サクラアワード2020受賞ワインの中でこれがおすすめ!
エーデルワイン「ゼーレ オオハサマ ラタイ樽熟成」、サンクゼール「エナ2016」、岩の原葡萄園 「レッド・ミルレンニューム 2018甘口」、岩の原葡萄園 「深雪花 赤」は、受賞の常連で、フェミナリーズでも受賞していました。間違いのない安定の美味しさですよね。
今回も受賞ワインは相当な数になっているのですが、私の1番のおすすめは
SUMMERHOUSE MARLBOROUGH SAUVIGNON BLANC 2019です。
色も綺麗なレモンイエローで、レモネードのような感じでトロピカルな甘さと酸味がたっぷり感じられて、とても飲みやすい白ワインです。同じソーヴィニョン・ブランでも寒い地域と暖かい地域でここまで違うのかと思いました。
SUMMERHOUSE MARLBOROUGH PINOT NOIR 2016も受賞ワインですが、ピノノワールだけど、色は明るめでフルーティ、最後に渋みが残ります。こちらもミディアム・ボディの飲みやすい赤ワインです。
ニュージランド産ワインはお店ではなかなか見ないワインですが、チャンスがあれば、ぜひ飲んでみてくださいね!