山梨県が「ワイン県」である宣言をしてから、早くも1周年を迎えようとしています。その日には「ワイン県やまなし1周年記念イベント」がオンラインで行われるようです。どんな内容なのか、詳しくお知らせします。
オンライン飲み会の日:8月7日は花火の日?!
「ワイン県」やまなし1周年記念イベントは「女性ワイン醸造家と語らうオンライン飲みと花火の夕べ」が山梨県公式YouTubeチャンネルを通じて行われます。
2020年8月7日(金)19:30に開始されるようです。
最初にワイン県知事である長崎幸太郎山梨県知事からの挨拶があり、次にワイン県副知事で作家の林真理子さんと同じくソムリエの田崎真也さん、そしてやまなし大使の俳優渡辺大さんからも挨拶があるようです。渡辺さんは山梨県・長野県で撮影された映画「ウスケボーイズ」の主演を務めました。この映画は上映館が少なかったこともあり、見ていない方も多いのではないでしょうか。残念ながら、私も機会を逃してしまい、見れなかった一人です。ぜひオンラインでの再上映をお願いしたいところです。
その後、フジッコワイナリー(株)のチーフワインメーカーの鷹野ひろ子さん、丸藤葡萄酒工業(株)の安蔵正子さん、(株)Kisvin(キスヴィン)醸造責任者斎藤まゆさんの3人からワインについてのお話を聞きます。
そして8月7日は花火の日ということで、花火の打ち上げ中継もあるようです。コロナのためにたくさんのイベントが中止になっているので、オンラインとはいえ、花火も楽しみですね。
やまなしワインを代表する3人の女性醸造家
さて、今回山梨で女性ワイン醸造家として活躍している方々の中から、下記の3人の方がお話ししてくださることになりました。この3社のワインは、山梨に住んでいれば手に入れやすいワインであり、普段の食事にも合わせやすく、日頃から飲んでいる方も多いのではないでしょうか。日頃から親しんでいるワインとはいえ、醸造家の方にお話を聞く機会はなかなかないと思います。
3人のプロフィールを見てみると、、、
鷹野ひろ子さん(フジッコワイナリー (株)ワイン事業課チーフワインメーカー)
山梨大学工学部発酵生産学科在学中にワインのおいしさを知り、興味を抱いたことから、ワイン造りの道を志すように。1990年4月フジッコワイナリー入社。結婚を機に退社。ワインスクールの講師、他ワイナリー勤務、フランスボルドー滞在中にシャトー研修などを経験し、フジッコワイナリーに復帰。2011年より醸造・栽培責任者としてワイン造りを統括している。
安蔵正子さん(丸藤葡萄酒工業(株)製造部)
山梨大学工学部化学生物工学科(旧 発酵生産学科)卒。食品会社勤務を経て、丸藤葡萄酒工業(株)に入社。その後、ご主人の転勤でフランスへ。ボルドー大学ワイン利酒適正資格(DUAD)を取得し、帰国後、丸藤葡萄酒工業(株)に復帰。栽培・醸造(主に自園もの)・樽の管理に従事。特に欧州系品種を使用した果実味豊かなワインは多くのファンを持つ。2018年公開の映画「ウスケボーイズ」に登場する「上村邦子」のモデルにもなっている。
丸藤葡萄酒工業(株)についてもっと知りたい方はこちらを読んでくださいね。
斎藤まゆさん((株)Kisvin(キスヴィン)醸造責任者)
昭和55年生まれ 早稲田大学在学中にフランスのコルシカ島に醸造用ぶどうの収穫に行き、ワイン造りに魅せられ、日本でのワイン造りを目指して同大学を中退。カリフォルニア州立大学でワイン醸造学科卒業後、成績優秀により同校ワイナリーの醸造アシスタントに抜擢。現地学生の指導にあたる。その後はドメーヌ・ジャン・コレ、ドメーヌ・ティエリ・リシュー(いずれも仏ブルゴーニュ)などで研鑽を積み、平成25年よりKisvinワイナリー醸造責任者。2017年に来日した世界最優秀ソムリエのタイトルをもつマスター・オブ・ワインのジェラール・バッセ氏が彼女のワインをツイッターで絶賛し、世界中で話題に。
もっとキスヴィンワイナリーについて詳しく知りたい方はこちらも読んでね。
3人とも海外で学びフランスなどで研修している方々ばかりです。どんなお話が聞けるのか、今から楽しみです。
当日の紹介ワインはこれ!
フジッコワイナリー (株)甲州スパークリング
(株)Kisvinジンファンデルロゼ2019
丸藤葡萄酒工業(株)万力ルージュ2018
ワインを飲みながら、醸造家の方のお話を聞くと、より理解も深まるし、ワインを丸ごと楽しむことができると思います。ネット販売もしているので、今から用意して、その日を楽しみに待ちたいと思います。