勝沼で最も古いワイナリーの一つである丸藤葡萄酒工業。母屋を改装して造った和モダンなゲストハウスがテイスティングもできるショップになっています。会社名に馴染みがなくても、「ルバイヤート」というワインの名前は見たことがある人が多いのではないでしょうか。ルバイヤートという名は、ブドウの原産地であるペルシャの葡萄酒の好きな詩人オアマ・カイヤムの詩集の名前から取ったということです。
本物のワインを造り続けてきた丸藤葡萄酒工業
1877年(明治10年)創業者の大村治作の父の大村忠兵衛が大日本山梨葡萄酒会社設立の時に、出資者の一人となりました。そして1882年(明治15年)大村治作が葡萄酒醸造を開始しました。それが、丸藤葡萄酒工業の始まりです。
1890年(明治23年)には正式に葡萄酒醸造免許を取得しました。1949年(昭和24年)に法人組織に改組しました。1957年(昭和32年)商標名を「ルバイヤート」とする。その後、貯蔵タンクの増設、自動破砕機、圧搾機を導入したり、低温貯蔵庫を作ったりと設備投資に努めてきました。一方で、ブドウの栽培面積も徐々に増やしてきました。
その結果が近年のワインコンクールでの受賞につながっていると感じます。現在は大村春夫さんが、丸藤葡萄酒工業の4代目。2012年(平成24年)にはルバイヤート甲州をロンドンへ輸出開始。2017年(平成29年)には大村家の主屋を改修した素敵なショップが完成しました。
丸藤葡萄酒のワイナリーツアー情報
時間 |
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見学料 | ・ワイナリーの見学は無料 | 場内の案内は午前1回、午後1回。 | 所要時間は約15分。
午前 10:30 午後 14:00 上記以外の時間帯は売店内の展示物の見学のみ。 |
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テイスティング |
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ショップ |
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駐車場 |
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団体でご来場の場合 |
電話:0553-44-0043 |
丸藤葡萄酒工業の主屋兼事務所と樽貯蔵庫は、今年 国の登録有形文化財に指定される予定です。ぜひ、建物にも見ていただきたいと思います。
丸藤葡萄酒のワインリスト
・ルバイヤートシリーズ(赤・白・ロゼ・甲州辛口・マスカット・ベリーAなど)
・エチュード・ルバイヤート(瓶内二次発酵のスパークリングワイン)
自社畑で栽培されたブドウを使って造られるワインは評価も高く、コンクールで賞も取っているようです。一度は飲んでみたいですよね。Rの文字が印象的なエチケット(ラベル)です。
丸藤葡萄酒工業へのアクセスマップ
山梨県甲州市勝沼町藤井780
TEL: 0553-44-0043
FAX: 0553-44-0065