第14回フェミナリーズ世界ワインコンクール 2020が発表されました!

毎年パリで行われる「フェミナリーズ世界ワインコンクール(Concours Mondial des Vins FEMINALISE -PARIS-)」が、今年はコロナの影響でパリ、ボーヌ、ボレーヌの3会場で行われました。また、今年から日本酒部門も新たに設けられたそうです。日本産ワインの結果はどうだったのでしょうか?

2020年のフェミナリーズ受賞ワインはこれ!

今年、世界中から出品された数は4470アイテムで、その内日本からの出品は176アイテムでした。その結果,出品数の1/3に当たる56アイテムが「金賞」「銀賞」に輝きました。

気になる受賞ワインは以下の通りです。

赤ワイン部門 金賞

「深雪花 赤」岩の原葡萄園


「ゼーレ オオハサマ ラタイ樽熟成」エーデルワイン
「ゼーレ オオハサマ ツヴァイゲルトレーベ樽熟成」エーデルワイン

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「柏原醸造ワイン 赤辛口」カタシモワインフード

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「紅 マスカット・ベリーA樽貯蔵 2018」サドヤ

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「エナ 2016」サンクゼール

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「サントリー塩尻ワイナリー 岩垂原メルロ 2015」サントリーワインインターナショナル


白ワイン部門 金賞

「レッド・ミルレンニューム 2018」岩の原葡萄園


「シャルドネ 2017 樽熟成」楠ワイナリー
「日滝原 2019」楠ワイナリー

https://www.facebook.com/kusunokiwinery/posts/3368608583171296?__cft__[0]=AZWx0JM8DDud8ZRBePHorN-nsETfJmFbtPP9d7PIJwFJxeQgZ6tySfTUrxYGfl_sPLA-4bb51arEbEKPdzdG1gtWmVSi2AejROACqsTIFqzMzTdbL65lDids91SGXBY0Df5cuC6Jhgxvhsep-cpyrCf77OLGk7QLyZgzizyCf3hUcQ&__tn__=%2CO%2CP-R

「PAGE-ONE シャルドネ 2019」サドヤ

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「高山村シャルドネ 2018」サドヤ
「ドメーヌシャトレーゼ白 2018」シャトレーゼベルフォーレワイナリー(勝沼ワイナリー)
「シャンモリ 山梨 甲州」盛田甲州ワイナリー


白ワイン部門 銀賞

「重畳 2019」大和葡萄酒


スパークリングワイン部門

「グラン ボヤージュ」楠ワイナリー

今年はコロナの影響でワインも手に入りやすくなっていると思います。ぜひ、飲んでみたいですね。

「フェミナリーズ世界ワインコンクール」とはどんなコンクール?

女性ソムリエ、女性醸造家、女性ワインジャーナリスト、女性シェフなど、世界の女性ワイン専門家がブラインドで審査する国際ワインコンクールです。「ワイン・リキュール部門」に加えて、2020年から「日本酒部門」が増設されました。毎年、フランスのパリで行われ、「金賞」「銀賞」は高品質酒と保証され、世界に広報されます。

このコンクールは2007年にディディエ・マルタン氏によって創設されました。彼は、約30年に渡ってワインコンクール を主宰してきました。世界のワイン市場に置いて女性が与える経済的影響を目の当たりにして、新たに女性ワイン専門家による個性的なワインコンクール 「フェミナリーズ」を作ったのです。

日本では、2016年より「フェミナリーズ世界ワインコンクール日本広報大使」をソムリエの友田晶子さんが務めています。また、日本産ワイン・酒の出品業務、日本人女性審査員の斡旋業務は、友田さんが代表理事を務めている「(社)日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称:SAKE女の会/サケジョの会)」内に設置された「フェミナリーズ世界ワインコンクール  日本広報大使事務局」が担っています。

SAKE女(サケジョ)と聞くとお酒が好きでお酒に強い女性というイメージを持ちますが、そうではなくて、「お酒でおもてなしができる人=SAKE女」」と定義していて、女性に限っていないそうです。お酒と食とその周辺文化を楽しみ、学び、活かす活動をしているそうです。このネーミングだと誤解を受けそうですね。そう思うのは私だけでしょうか?

フェミナリーズの審査方法

審査員は、テイスティングの基礎知識を備えたワイン業界で活躍するプロフェッショナルが参加しています。有資格者によって理想的な温度で用意されたワインがグラスに注がれ、ブラインドで審査されます。それぞれのワインは、離れたテーブルに着席している3人の女性によって審査されます。つまり、同席する審査員は異なるワイン・リキュールなどを審査するため、審査員同士での話し合いやコメント交換はなく、他の審査員からの影響を受けることはありません。ワインの評価は、39箇所の点をチェックされ、審査用紙に記入されます。最良の結果を保証するため、審査するワインの順序は特別に配慮されています。このように、完璧なブラインドで評価されているのです。

公平性という点では、このシステムは問題ないですね。出品点数が多いからなのでしょうが、たった3人で1つのワインを評価しているのですね。この人数は普通なのでしょうか?そこが気になるところです。

審査員になるには

審査員は毎回600名ぐらいいますが、日本人審査員は5〜10名ぐらいです。

審査員になるためには、条件があります。

・日本ソムリエ協会認定の「シニアソムリエ/ソムリエ/ワインエキスパート」またはNPO法人FBO(飲料専門家団体連合会)認定の「ソムリエ/ワインコーディネーター」の資格を取得している
・ワイン輸出入会社の勤務・ワイン醸造会社の勤務・ワインジャーナリスト経験が3年以上ある

その上で、フェミナリーズ日本広報大使事務局が開催する「審査員体験事前説明会」に参加後、フェミナリーズ審査員として同事務局に登録するそうです。

この条件なら、お持ちのかたは大勢いるのではないかと思います。一度経験すると世界が広がるのではないでしょうか。

日本での表彰式

日本において授賞式と試飲会の開催を予定しているそうです。

日時:2020年9月26日(土)14:00〜18:00
会場:未定

興味のある方は、要チェック!ですね。