2020/02/14NHKヤマナシ・クエストはドメーヌ茅ヶ岳へ

NHKの「ヤマナシ・クエスト」(午後7:30〜7:57放送)と言う番組を知っていますか?NHK甲府放送局で制作され、毎月一回放送されている山梨の未来を探究する地域情報番組です。今回は外国人のおじさん3人組がぶどう園やワイナリーを旅します。

外国人の3人組は、ツアーガイドをしているマックとカメラマンのジェフ、そして国際弁護士のリッチです。今日はジェフの案内で韮崎市と北杜市を巡ります。

3人組が訪れたブドウ園はどこ?

韮崎市穂坂のどこかでしょうか。この辺りは昔から、ぶどうの栽培で有名なところです。生食用ぶどうの栽培も多いですが、ワイン用のぶどうも多く栽培されています。3人が訪れたのが90歳になるすえこさんとさとるさん夫婦のブドウ園です。こちらでは、ワイン用のぶどうマスカット・ベリーAと生食用のシャインマスカットを栽培しています。3人はぶどうを試食してその甘さにご満悦。朝から晩までぶどうを食べて暮らしたいと言ってました。

その後、3人はすえこさん手作りの生姜焼きと採れたてトマトのパスタのランチをご馳走になり大満足。お二人とジェフは20年来のお付き合いとのこと。デザートにピオーネのジュースをかけたかき氷をいただきました。う〜ん、美味しそう。



3人組が訪ねたワイナリーはドメーヌ茅ヶ岳

ドメーヌ茅ヶ岳は山梨県韮崎市にある小さなワイナリーです。夫婦二人でぶどうの栽培から醸造まで行っています。2015年に初めて自分のところで栽培したマスカット・ベリーAを使ってワインをつくりました。醸造はご主人の安部正彦さんが担当しています。

安倍さんは元スーパーコンピュータを扱うエンジニアでした。一念発起して山梨大学大学院医学工学総合教育部 生命工学専攻 ワイン科学コース修了後、山梨大学 ワイン科学士を取得されました。

茅ヶ岳南麓で栽培された高品質なブドウを原料に、高品質なワイン醸造を目指す。

ワイン醸造を通して、付加価値製品の創造を図り、地域社会の活性化に貢献する。

を企業理念としてワイン造りをしています。

ワイン用ブ ドウとしてマスカット・ベーリーA、と甲州を栽培しています。食用の巨峰・ピオーネ・シャインマスカットを出荷した後、完熟のマスカットベーリーAと甲州を使って醸造しているそうです。この辺りは南西に向けて開けているので太陽の光が当たって、美味しいぶどうが栽培できるので、そのぶどうを使って造ったワインも美味しくなるとのこと。3人は特別に試作品のメルローのワインを試飲させてもらいました。

ドメーヌ茅ヶ岳ののワイン造りの特徴は

山梨大学での研究の成果を活かした科学的なワイン造りにあります。マスカット・ベリーAの特徴であるイチゴの香りの元がフラネオールという成分なのですが、ブドウを10月に収穫するとそれ以前と比較してフラネオールが3倍になると言うことです。完熟したぶどうだとそれ以上になるらしいです。

完熟したマスカット・ベリーAで造ったワインが「Adagio di 上ノ山(ウエノヤマ)」です。普通のマスカット・ベリーAのワインと比較して、かなり色が濃く、香りも立っています。果実味も強いのですが、後味はすっきりしているので、飲みやすいです。

初めて醸造した「Adagio di 上ノ山 マスカット・ベリーA 2015」は完売してしまったそうで、現在は「Adagio di 上ノ山 マスカット・ベリーA 2016」を販売しているそうです。

ドメーヌ茅ヶ岳へのアクセス

〒407-0011 山梨県韮崎市上ノ山3237-6
TEL:080-5534-1674
FAX:0551-45-7964

次に3人が向かったのは北杜市

無人の野菜直売所のシステムに驚いていました。その次に向かったのは三分一湧水。武田信玄が作った水を分けるシステムがまだ生きてることに感動した様子。

その向かいにある「ミート池田」にも寄りました。そこで甲州ワインビーフを購入。肉の繊維を断ち切るように切ると美味しくなると教えてもらいました。

そしてジェフの別荘で甲州ワインビーフとマスカット・ベリーAのワインで乾杯!最高に相性の良い組み合わせですね。美味しいお肉は塩と胡椒でシンプルにいただくのが1番と3人は深く頷いていましたね。

最後にたくさんの星が瞬く夜空も堪能してました。山梨に住んでいると当たり前に思っている星空や野菜・果物・お肉など自然の豊さをあらためて感じました。ぜひ、皆さんもお越しくださいませ。



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