レイチェルの旅ときどきキッチンin山梨

NHK Eテレ毎週月曜日午後10時50分から(再放送は毎週日曜日午後6時30分)のレイチェルのスウェーデンのキッチンを見たことありますか?その土地で見たり食べたりしたもの彼女なりにアレンジして料理を作ります。とても自然体で何にでも興味深々の彼女が可愛いんですよ。そして料理も楽しそうにおおらかに作るので、これなら私にも作れそうと思わせてくれます。そんな今話題の旅する料理人レイチェル・クーが山梨に来ました!

まず野菜の直売所へ

最初に見つけたのは、あけび。味見してライチみたいな味と言ってました。あけびの皮を天ぷらにすると美味しいと直売所の人。次に見つけたのはずいき。里芋の茎です。その他にもワインの搾かすを菌床にした椎茸やブドウなど珍しそうに見て行きます。山梨の名物ブドウも味見してみました。とても甘い!と思わず、そのまま持って帰る真似をするレイチェル。茶目っ気たっぷりです。

次はワインの生産地勝沼へ

最初に向かったのはブドウ畑の中にある縁側カフェ。郷土料理を出す三枝貴久子さんは自宅でカフェ「やまいち」を開いています。レイチェルの前に並んだ料理は15品。三枝さんは料理が少ないとおもてなしが足りないと思うそう。

ゴボウのたたきあげ、ほうとう、ブドウの天ぷらなどがテーブルに並べられました。その中でもブドウの天ぷらが気に入ったみたい。天ぷら粉を白ワインでといてピオーネを揚げたもので香りが豊かだそうです。他には漬物と味噌なども出してくれました。その中でもレイチェルが気になったのが、ブドウを潰して塩を入れ大根をつけたもの。お漬物の1つですね。これこそがテロワール(風土)と言われるもの。

また、三枝さんが料理の日記を見せてくれました。これは三枝さんがお嫁に来た時からつけているレシピノートなので、温湯に特別な物ですね。

次に餅つき機で鏡餅つくりをしましたよ。熱いお餅を手早く形作っていくのは大変そうです。鏡餅も三宝に乗せて他にも炭と昆布と栗を一緒に載せています。炭は火が絶えないように、栗は家を上手くくりまわして行けるように、干し柿とみかんは代々家が繁栄するようにと祈ってお供えします。山梨県民の私でも知らなかったです。勝沼だけなのかしらね。

縁側カフェ「やまいち」
山梨県甲州市勝沼町深沢3494
TEL: 0553−44−1621



餅カナッペダブルチーズ

これまでの体験からレイチェルが思いついたレシピは餅カナッペです。

作り方

・切り餅を4頭分にしてフライパンで焼く
・焼けたら餅の上にパルメザンチーズとフライドオニオンを載せて胡椒をふる
・その上にとろけるピザ用チーズを乗せピンクペッパーと青ネギを散らしてオーブンへ
・チーズが溶けたら出来上がり



斬新な製法でワインを造っているワイナリー98WINEs

次にレイチェルが向かったのが、2018年6月に出来たばかりの98WINEs(きゅうはちワインズ)。その代表の平山繁之さんにワイン造りを見せてもらいました。平山さんはメルシャンや勝沼醸造で醸造責任を務め、フランスのボルドー大学でも学んだ経験を持っています。

酸味と苦味のある甲州ブドウを手で潰す平山さん。ワイン造りを極力手作業で行う用意しているそうです。ここではマスカット・ベリーAの赤ワインに白ブドウの甲州をふさごと入れてロゼ・ワインを造っているそうです。テレビではピチピチ言う自然に発酵している音が聞こえていました。

平山さんは“ワインは場所の文化”と言います。テロワールですね。

98Wines
〒404-0056
山梨県甲州市塩山福生里250-1
TEL: 0553-32-8098



ほうとうのパーティーメニュー

ほうとうを使った「ほうとうスティック」

作り方

ほうとうスティックとチョコのソース

・ほうとうを油で揚げる
・シナモンと砂糖にまぶす

黒胡椒をまぶしたほうとうとカボチャのソース

・オーブンでカボチャを柔らかくする
・牛乳と味噌を入れてミキサーで混ぜる
・ピザ用チーズをいれて弱火でかき混ぜる
・とろみがつけばできあがり

スウェーデンのホットワイン「グロック」

・赤ワインに干し柿と柚子を入れてゆっくり温める
・甘柿を輪切りにして入れる
・飲む時に柚子の皮を千切りにしたものを入れる

料理ができたところで、みんなで乾杯!私も混ざりた〜い!
せめて、レイチェルのレシピで作ってみましょうか。