新型コロナウィルス感染症拡大中のため、テレビ番組が収録出来ず、再放送ばかりになっていますね。そんな中2016年に放送されて一斉を風靡した「逃げるは恥だが役に立つ(=逃げ恥)」も再放送されています。そのドラマの中で、主人公の森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)が会社の同僚たちと一緒にドライブに出かけた先が山梨県でした。その時のロケ地を紹介します。
みくりたちがぶどう狩りに行った「甲斐いちのみや金桜園」
まず最初にみくりたちがぶどう狩りに訪れたのが、「甲斐いちのみや金桜園」です。山梨県の甲州市はブドウ栽培の盛んなところ。ワイン用ブドウだけでなく、生食用ブドウの栽培も盛んです。果実王国だけあって、いろいろな品種も作られています。その土地でないと食べられない品種もあります。甲斐路もそんなブドウの一つ。さっぱりしていて皮ごと食べるブドウです。種もありますが、そのまま食べます。最近は知られてきたのか、贈答用に作られているのか、値段が上がっているのが、残念です。
みくりと平匡たちが立ち寄った大善寺(葡萄寺)
奈良時代の弘安9年3月16日(1286)の刻銘があり、元寇(弘安の役)の数年後に建てられ、築730年以上になる関東周辺で最も古い木造建造物です。日本で最初の大僧正(最高位)となった行基が甲斐国を訪れたと言われています。そして行基が日川渓谷の大石の上で修行した時、夢の中にブドウを手に持った薬師如来が現れたことから、同寺が開創されたと伝わっています。また、甲州葡萄の始まりは、行基が法薬としてブドウの栽培方法を村人に教えたことと伝えられています。
本堂には薬師三尊像を安置していることから薬師堂とも呼ばれています。大きさは24m四方で、幅広の縁側が四周を取り巻いていて、屋根は檜皮葺き(ひわだぶき)です。内部は内陣と下陣に分かれ、内陣には須弥壇(しゅみだん)を設けて厨子(ずし)が置かれ、薬師如来が祀られています。また、池泉鑑賞式蓬莱庭園は江戸時代初期の作品で見応えがあるものです。
御本尊である薬師如来は左手にブドウを持っている、珍しいものです。その御本尊は5年に1度のご開帳の時しか見ることができません。私が行った時も写真が飾ってあるだけで、御本尊を見ることは出来ませんでした。
しかし、平成28年10月8日〜11月28日に山梨県立博物館で開催された「葡萄と葡萄酒」展に行った時に、その御本尊である葡萄薬師が飾られていて、拝むことが出来ました。しかし、写真撮影は出来ず。でも、確かに左手にブドウが乗っていましたよ。
このお寺では、ブドウも栽培していて、ワインも造っているそうです。珍しいですよね。
5人が叫んだ高台にある八代ふるさと公園
笛吹市八代町の丘陵にあり、南アルプスの山々や甲府盆地を一望できる眺めが素晴らしい公園です。夜にはきれいな星空が広がり、新日本夜景100選に選ばれた夜景も見事で、デートスポットにおススメ。春にはソメイヨシノをはじめとする様々な種類の桜が咲き誇り、ライトアップの夜桜も幻想的です。整備された園内は、山梨県屈指の古墳を有する「古墳広場」や「桜の森」、「親水広場」に分かれており、古代の息吹にふれることができるスポットでもあります。
富士の国やまなし観光ネットにこのように紹介されていました。
ここで、平匡の同僚をはじめ、みくりや平匡も一人ずつ大声で叫ぶシーンが撮影されました。ちょっと昔の青春ドラマを見るようでしたね。
広々とした高台にある公園なので、天気の良い日に家族で、カップルで、友達で、出かけて1日楽しめそうです。