東京でワイン県山梨のワインと料理のマリアージュを楽しむイベントが開催されました！

今世界からも注目集めている日本ワイン発祥の地であるワイン県・山梨のワインと県産材料を使った料理のマリアージュを楽しむ試飲・試食会「ワイン県・新マリアージュのススメ」イベントを開きました。長崎幸太郎県知事と田崎真也副知事と林真理子副知事がそこで日本ワインの魅力をアピールしました。

ワイン県・山梨が「新マリアージュのススメ」を開催！

イベントは2月1日に山梨県のアンテナショップにあるレストラン〈Yーwine（ワイワイ）〉で県産ワインと県産食材の魅力を知ってもらいたいと「新マリアージュのススメ」と題した試飲・試食会を開催しました。当日は長崎幸太郎県知事とワイン県副知事の田崎真也さんと林真理子さんも出席して「ワイン県やまなし」をアピールしました。

このイベントによって「ワイン県・やまなし」の知名度が上がるといいのですが。

田崎真也さん・林真理子さんー副知事2人のコメント

「山梨県の起伏に富んだ土地と、バリエーション豊な気候が山梨県産ワインの多様性を生んでいる」と田崎さんは言います。山梨県には８０社のワイナリーがあり、それぞれに工夫を凝らしてそのワイナリーならではの個性的なワインを造っています。

甲州ワインは和食にあうワインとして、海外でも人気が高まりつつあります。最近では海外の国際的なワインコンクールでの受賞も多くなって来ました。注目度大ですね。

また、林真理子さんは「茶道や華道のようにワイン道とでも言えるようなたしなみ方でワインを楽しむ女性が非常に多い。海外の女性はワインのセレクトはお店のスタッフか、一緒にいる男性に任せることが多い一方、日本の女性はワインのこともよく勉強しており、知識が豊富だ。」と感想を述べたそうです。

確かにワインに詳しい方も増えてますよね。美味しいものには目が無い女性は、勉強熱心な方が多いように感じます。それが、ワインのセレクトを誰かに任せるのではなく、自分で選ぶことにつながっているのかもしれませんね。

提供されたワイン県・山梨のワインと料理のマリアージュ

今回のマリアージュは、田崎さんが４種類の山梨ワインを厳選し、そのワインから想像できる相性の良い４つのメニューを考えたそうです。

１.「甲州スパークリング2018」（フジッコワイナリー）と富士の介のマリネ〜リコッタチーズ風〜

「富士の介（ふじのすけ）」はキングサーモンとトラウトを掛け合わせた養殖の魚です。県産の牛乳を使用してリコッタチーズ風にしてその上に乗せてあります。そのほかにもグレープフルーツジュレや県産イワナのいくらも添えてあります。甲州ワインの苦味とグレープフルーツジュレがとても合うそうです。

甲州ワインは少し苦味があって柑橘系のさっぱりとしたワインなので、魚のマリネは会うと思います。その上にマリアージュを考えてグレープフルーツジュレも載せているので、合わないわけないですよね。

2. 「岩出甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ2018」（シャトーメルシャン）とほうとうのエッセンスを感じるフィットチーネ

甲州ワインは和食の出汁に合うワイン。フェットチーネのソースにかぼちゃを使い味噌とチーズをませるという工夫をしたことで、とても相性がよく、美味しい組み合わせになったようです。

味噌が効いていて、きっとイタリア料理でもどこか懐かしい味のパスタになったのではないでしょうか。

3. 「ロリアンセラーマスター　マスカット・ベリーA」（白百合醸造）と鹿肉のミートボール〜マスカット・ベリーAとカシス風味〜

最近話題のジビエ料理で、鹿肉には鉄くささもありますが、それと相性の良いカシスとマスカット・ベリーAのワインをソースに使っています。その料理とマスカット・ベリーAのワインと合わせてみたそうです。

食べてみた方は、みんな料理とワインの一体感を感じたそうです。最高のマリアージュ体験になったと想像します。鹿肉は新鮮だとクセもなく食べやすいのですが、そうは行っても普段食べている豚肉・牛肉と比較すると食べにくいかもしれません。それがソースやワインを合わせることで、素晴らしいと感じられるのだから、一種のマジックですね。

4. 「グランポレール　山梨甲斐ノワール　特別仕込み」（サッポロワイナリー）と甲州ワインビーフのロースト〜ふき味噌風味ソース〜

甲州ワインビーフはワインの搾かすを乾燥させて餌として与えて育てた牛肉です。県産のふきを使ったふき味噌のソースは、グリーンペッパーのような風味を持つスパイシーな甲斐ノワールとよく合います。

甲斐ノワールはボルドー品種と日本の品種を掛け合わせたブドウ品種なので、このような和の食材を用いた洋食との相性は抜群ですね。

試飲・試食した方々は、みんな山梨の食とワインのマリアージュを堪能したようです。