今注目のソムリエ森覚(もりさとる)さんてどんな人?奥さんは?

ワイン好きな人なら知らない人がいないソムリエの森覚(もりさとる)さんですが、どんな人なのでしょうか。テレビ番組の「笑ってこらえて」でもソムリエの世界大会に挑戦し続ける人として紹介されていましたね。



森覚(もりさとる)さんの経歴

森さんは子供の時からずっと教師になりたかったそうです。日本大学3年生の時、テレビの情熱大陸でソムリエの石田博さんがソムリエの界大会に挑戦する様子を見てソムリエになりたいと思ったそうです。そして、翌日日本ソムリエ協会に電話して「ソムリエ になりたいのですが、どうしたらいいですか?」と聞いたそうです。行動力の人ですよね。それからはソムリエになるためにまっしぐら。日本ソムリエ協会の会員になり、参加できる研修には参加し、その頃取れるワインエキスパートの資格を取ったそうです。

大学を卒業後はソムリエになりたいと100社のホテルに資料請求し、50社の面接を受け、ソムリエになりたいと言い続けましたが、落ち続けたそうです。その彼に内定を出してくれたのは、できたばかりのパークハイアットホテルでした。そこでも、「うちにはソムリエ というポジションはない」と言われたのですが、「では、作っていただきます。」と答えたそうです。”何がなんでもソムリエになる”というすごいエネルギーを感じますね。

ニューヨークグリルでのソムリエ として働いた後、ホテルニューオータニホテルのトゥールダルジャンに移りました。それは、その頃世界的に活躍していたソムリエの田崎真也さんの一言「フランス料理がわからなければソムリエとは言えない」からでした。そこで覚えることはなんでも吸収して、2013年10月、コンラッド東京にヘッドソムリエとして入社しました。

コンラッド東京のHPによると

2016年8月、エグゼクティヴ ソムリエに就任。2008年の全日本最優秀ソムリエコンクールや2009年のアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクールなど数々の権威あるワインのコンクールで優勝。 2015年には、平成27年度東京都優秀技能者として、東京マイスター知事賞を同年の最年少で受賞。 2017年には、平成29年度厚生労働省による、卓越した技能者(現代の名工)として、同年の最年少で受賞。 世界各国・地域の予選を勝ち抜いたソムリエがワインの知識やテイスティングの能力、サービスの技術を競うA.S.I.世界最優秀ソムリエコンクールに2010年、2013年、2016年、2019年と4大会連続で日本/アジア・オセアニア代表として出場。 2016年の第15回アルゼンチン大会では、58ヶ国61名の出場者の中で、8位入賞を果たすなど、 日本のワイン界を常にリードし、進化し続けるソムリエとして、様々な分野で活躍している。

1977年、群馬県生まれ。日本大学法学部卒。2014年2月より、日本ソムリエ協会にて常務理事 技術研究部部長を務め、 ワインの啓蒙活動や後進の育成にも積極的に取り組む。

これを読むと輝かしい経歴ですが、これも日々の努力の賜物ですよね。だいたい1年間に1000本位テイスティングするそうです。それを覚えるんだから、並大抵の努力ではないですよね。テレビを始め、様々なメディアに登場していますが、お顔を拝見すると、自信にあふれ笑みを絶やさず穏やかな感じの人だと思われます。お客様に対してはもちろんですが、職場でも周りの誰とでも上手くやっていけそうなタイプに見えます。

森覚(もりさとる)さんのコンクール受賞歴

ソムリエにはワインの香りを嗅ぐための嗅覚も必要ですが、森さんは花粉症なのだそうです。春の花粉症の季節に備えて1月から病院に通って治療をするそう。それでも「花が詰まり気味でもこれくらいはわかる、という程度にまではなっておかないとだめだ」と思っているそう。そうでないとソムリエの世界大会では戦えないということなんでしょうね。

そんな森さんのこれまでのコンクール受賞歴は

2008年 第5回全日本最優秀ソムリエコンクール 優勝
2009年 第1回アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール 優勝
2010年 A.S.I世界最優秀ソムリエコンクール 日本/アジア・オセアニア代表として出場
2013年 A.S.I世界最優秀ソムリエコンクール 日本/アジア・オセアニア代表として出場
2016年 A.S.I世界最優秀ソムリエコンクール 日本/アジア・オセアニア代表として出場し、8位入賞
2019年 A.S.I世界最優秀ソムリエコンクール 日本代表として出場

仕事をしながら、コンクールに向けての勉強も続けるハードな毎日。ソムリエ世界大会での優勝という目標に向かってブレずに努力し続ける姿には、頭が下がります。なんとか、夢をかなえて欲しいものです。

森覚(もりさとる)さんが講師を務める「コンラッド東京 ワインスクール」

森さんがヘッドソムリエ として務める高級ホテル「コンラッド東京」では、毎年2回ワインスクールが開かれています。ナヴィゲーターを森覚さんが務めるています。前期のコースは6月〜10月まで毎月1回の全6回コースで、テーマは「メゾンの哲学とその味わい」となっています。

参加費は1名で税・サービス料込みの98,670円となっています。この料金には、試飲ワインとテキストの代金が含まれています。森覚さんが分かりやすく楽しくナヴィゲートしてくれる貴重な機会ですね。

他にも初心者向けの「ワイントラベルコース」全6回は、テーマが「フランス銘醸ワイン産地を巡る旅」として、産地ごとに説明してくれるものです。参加費は1名で税・サービス料込みの91,080円となっています。この料金には、試飲ワイン、一品料理、テキスト代が含まれています。これは私も行ってみたい。

また、上級者向けの「ブラインドテイスティングコース」もあります。全6回で白ワインや赤ワインなどの種類別に試飲する内容になっています。参加費は1名で税・サービス料込みの75,900円です。この料金には試飲ワイン代が含まれています。

どの講座も申し込みは、03−6388ー8745(レストラン予約)になっています。これらの講座のナヴィゲートを森覚さんがしているので、ファンの方はどれにするか迷うところですね。



森覚(もりさとる)さんはワインの本も書いています。

また、森覚さんは2冊の本も書いています。1冊は以前にこのブログで取り上げた山梨のワイナリーを紹介した『山梨ワイン探索』


もう1冊は、フランスのメドックのワイナリーについて紹介した『オール・アバウト・メドック 生産者&ワインガイド』という本です。


最近もう1冊森さんが監修者として関わった本が出版されました。『見て覚えるワインの絵辞典』という本です。こちらは初心者向けに書かれていて、イラストが豊富でわかりやすい本です。気になる方は手にとってみてね。




森覚(もりさとる)さんの奥様は呉葉(くれは)さん!

森覚さんは、2008年11月に呉葉さんという方と結婚されて、今年(2019年)に7才になる娘さんもいらっしゃるようです。奥様はチーズソムリエの資格も取っているようです。ご主人の森覚さんのソムリエコンクール挑戦の際には、英語で上手くコメントが言えるように手助けしたり、様々なところでサポートしていらっしゃるようですね。仲が良いのが伺えます。でも、コンクールに挑戦することは、家族も巻き込んでやらなければならないほど、レベルも高く厳しいのだなあと感じました。