最近脚光を浴びているオレンジワインですが、ワイン発祥の地ジョージアやイタリアでは、とてもポピュラーです。昔から変わらない造り方で、天然酵母を使って作られるので、自然派ワインが好きな人からも注目されています。
ジョージアってどんな国?
ジョージアとは、日本では2015年4月までグルジアと呼ばれていた南コーカサスにある共和制国家です。東ヨーロッパ、または西アジアに区分されます。首都はドビリシ。以前はソビエト連邦でしたが、1991年に独立しました。コーカサス山脈の南麓、黒海の東岸に当たり、北にロシア、南にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと接しています。温暖な気候を利用してのワイン生産が盛んな国です。
オレンジワインとは?
ジョージアはワイン発祥の地と言われ、昔から変わらないクヴェヴリという製法でワインを造っています。2013年この製法でのワイン造りが世界無形文化遺産に登録されました。
クヴェヴリ製法とは、アンフォラという素焼きの陶器の壺に材料を入れ、それを土の中に埋め、長い時間を掛け熟成発酵させる製法のことです。
ージョージア政府観光局
オレンジワインの造り方は、こちらを参考に。
長期間の熟成により、タンニンを多く含むしっかりとしたワインになり、ポリフェノールの量も多くなるそうです。
Winart(ワイナート)2019年7月号はオレンジワイン特集です。
こちらも参考になりますよ。
また、雑誌の特集に合わせてオレンジワインを楽しむイベントも開かれるようです。
【イベント情報★07月28日(日)】
現在発売中のワイナート95号の巻頭特集『オレンジワイン』。こちらの特集内のカタログで掲載されている101アイテムのうち、32アイテムが楽しめるイベントを渋谷で開催します!詳細については、こちらをチェック!!https://t.co/hNkC48Nn5b— ワイナート編集部 (@WinartWinart) July 4, 2019
日本でも山梨を中心に甲州ブドウを使ってオレンジワインを造る!
甲州ワインでもマセラシオン(醸し)といって果皮や種子も一緒に発酵させて造ることもあるのですが、その期間を長くすることでワインの色がオレンジがかった色になります。
そのようにして造られたワインが増えてきました。
例えば、
・ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン(奥野田葡萄酒)
・甲州オランジュ・グリ(マルス穂坂ワイナリー)
・笛吹甲州グリ・ド・グリ(シャトー・メルシャン)
・醸し甲州(マルサン葡萄酒)
・甲州プレステージクラス オランジェ(ルミエール)
などです。
色は綺麗な透明なオレンジ色をしていて甘口かと思われますが辛口が多く、甘みを感じるものもありますが、どちらかというと甲州の苦味もしっかり感じられるワインです。一度試してみてはいかがでしょう?
本日のワインとおつまみ
ワイン:ロシェ・マゼ カベルネ・ソーヴィニヨン2017
おつまみ:
・ローストビーフサラダ
・茹でトウモロコシ
・バジルチーズ、トマト
・ナッツ
ロシェ・マゼの赤は様々なコンクールで賞を取って評価が高かったので、試してみたのですが、私にはちょっと重めでした。でも、ローストビーフサラダとかナッツには合うと思います。バジルやトマトの味とは、ワインはもちろん合うのですが、さっぱり目の味だと白ワイン、こってり味だと赤ワインが合うと思います。これからトマトがたくさん採れる季節。楽しみですね。