白ワインは何でできてる?

白ワインの代表品種

ワインはブドウだけで作られているので、ぶどうの品種が大きな影響を与えています。ラベルに書かれたぶどう品種をみると、だいたいこんな味と想像できます。

白ワインの代表的な品種を見て行きましょう。

  1. シャルドネ(Chardonnay)
    世界中で栽培されている白ブドウの代表品種。
    涼しい土地では、柑橘系の香りで酸味のあるワインになり、温暖な土地ではトロピカルフルーツ系の香りになる。樽熟成されることが多い。
    代表的な産地:フランスのブルゴーニュ地方、アメリカのカリフォルニア州、オーストラリア、チリなど。
    (間違いのないワイン。でも値段は高めかも。)
  2. ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
    青みを帯びた爽やかな香りが特徴。温暖な土地では桃やパイナップルなどの甘い香りになる。シャルドネ、リースリングに次いで、世界的に広く作られている品種。
    代表的な産地:フランスのロワール地方やボルドー地方、アメリカのカリフォルニア州、ニュージーランド、オーストラリア、チリ、アルゼンチン
    (さっぱりとして飲みやすいし、料理も何にでも合わせやすいと思います。後味もスッキリ。)
  3. リースリング(Riesling)
    マスカットなどの果実に似た香りがする。色は緑がかったレモンイエロー。各国で辛口からごく甘口まで作られている。
    代表的な産地:フランスのアルザス地方、ドイツのモーゼル地方、オーストラリア
    (ドイツのリースリングが身近で手に入りやすいと思うのですが、比較的甘めなのでワインが苦手な方にはいいかも。)
  4. ミュスカデ (Muscadet)
    軽やかな酸味とグレープフルーツの香りを持つ。軽く緑がかった浮水黄色。シュール・リー製法でコクをプラスするつくりが多い。
    代表的な産地:フランスのロワール地方
    (最近飲んでないなぁ、、、。探して飲んでみようと思います。)
  5. 甲州 (Koshu)
    日本を代表する品種。酸味が穏やかで優しい味わい。色は淡いレモンイエロー。繊細なワインで和食との相性がいい。2010年にはO.I.V(国際ブドウ・ワイン機構)に品種登録され、輸出するワインのラベルに品種表示ができるようになった。
    代表的な産地:山梨県
    (昔は味も香りも薄いものが多かったけど、今は本当に味も香りも楽しめるものが多くなりました。後味に少し苦味を感じますが、それも美味しいと感じます。作り手の方たちが努力している結果。日本のワインはこれからだと思います。楽しみです!)
  6. ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)
    ライチやバラに似た華やかな香りが特徴。酸味は少なく穏やかだが、力強い味わい。
    代表的な産地:フランスのアルザス地方、ドイツ、オーストリア
    (ブドウからつくられているのに、本当にバラの香りがするんですよ、不思議です。味はしっかりまったりしているので、料理は選ぶかも。)

ぜひ飲み比べて見て、自分の好きなワインを探して見てくださいね。



[本日のワインとおつまみ]

[ワイン]Roche Mazet Sauvignon Blanc 2017

[おつまみ]

  • モツァレラチースの醤油麹和え
  • 鴨のコンフィ
  • アボカドとトマトのオードブル
  • グリーンサラダ

果実味と酸味のバランスが良いしっかりした白ワイン。味のしっかりしたコンフィに合わせても負けてはいませんでした。アボカドの濃厚な味にもトマトの酸味にも合う。今日のおつまみの中では、一番のお勧めがモツァレラチースの醤油麹和え!これはモツァレラチーズを適当な大きさに切って醤油麹とオリーブオイルであえ、ブラックペッパーを振りかけたものです。この醤油麹とオリーブオイルの組み合わせは何にでも合うし、それだけでイタリアンな味になるのでとってもおすすめです。例えば、春だったら菜の花の蒸し煮にかけてもいいし、アスパラガスの茹でたものにかけても美味しい。冷奴にもモチロン合う。いろんなものにかけて試してみてくださいね。